原発と原爆とともに

「3.11」原発事故の後の時代を生きるための データベースを構築しています by 瀧本往人

原子爆弾 武井武夫 1945.09.20

発表年月日 1945年9月20日

タイトル 原子爆弾

著者 武井武夫 

発行所 同盟通信 

形態 書籍 (同盟叢書(1))


GHQの検閲を受けずに出版された(書籍の検閲は9月21日から開始された)。


8月7日、大本営の発表を受けた大手新聞は原爆を「新型爆弾」としか報道していなかった。しかし同盟通信社川越分室にいた記者である武井武夫と杉山市平は、海外放送を傍受しそれを「原子爆弾」と名付け、当時の外相に伝達していたという。

 

*当時の状況については、2010年8月9日朝日新聞記事を参照:

「広島に原爆」川越から傍受 通信社分室が政府に報告

後に以下に再録:

武井武夫・冨美子・共夫『復刻 原子爆弾 亡き夫に愛をこめて』光陽出版社、1995年

 

原子爆弾―亡き夫に愛をこめて

原子爆弾―亡き夫に愛をこめて

 

*ちなみに共夫は、武夫の息子で、オウム真理教被害対策弁護団の一人。