原発と原爆とともに

「3.11」原発事故の後の時代を生きるための データベースを構築しています by 瀧本往人

夏の花 原民喜 1947.06

日付 1947年6月

題名 夏の花 

作者 原民喜 

掲載 三田文学 6月 

形態 小説 


1945年にこの作家は、千葉から広島に住む兄のもとに疎開したあと、原爆被害を受け、「このことを書きのこさねばならない」という思いを抱く。

「壊滅の序曲」「廃墟から」と併せて「3部作」となっている。

「夏の花」は、原爆投下の2日前の、妻の墓参りから書き始められている。

当初は1945年12月に「原子爆弾」という題名だったが、GHQの検閲の関係で題名や内容の変更を作家や編集者らに促され、「夏の花」という題名となった。

経緯については以下を参照:

崎文人「『夏の花』(原民喜)三部作とその周辺――陸軍用達商一家の興亡と再生 (一)」

 

コメント:

原爆文学なるジャンルとは何か 原民喜、夏の花、を読む

 

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