日付 1946年9月1日
題名 原子力は人類夢のかぎか
作者 ウィリアム・ロレンス
掲載 太平 2(9) pp20-27
発行 時事通信社
編集 松尾精吉
見出し
「哲学者の石」と「生命の仙丹」を得るために
原子力で自動車や飛行機を動かせるか
経済的に引合うかどうかが問題となる
人里離れた鉱山に原子力による工場を
人類の生命の扉は開かれるであろう
元素をもとにしてパンをつくることができる
ウィリアム・L・ロレンス(William L. Laurence, 1888-1977)は、リトアニア北西部サランタイ近郊出身の、ユダヤ系の米国のジャーナリスト。本名はリード・シーウ。父親の律法主義に反抗し過激な無神論者となり、その後科学に情熱を傾ける。1905年にはロシアの反乱に関わるが革命に失敗したため米国に向う。ハーバード大で物理学その他を学び、卒業後ジャーナリストを目指す。1930~50年代にニューヨーク・タイムズの科学記者となり、戦中はマンハッタン計画の公式記録者。「アトミック・エイジ」も彼が命名したもの。なお、リトアニアに残された家族はナチスによって殺害された。
参考
- 作者: Jesse Russell,Ronald Cohn
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- 作者: William L. Laurence
- 出版社/メーカー: Wildside Press
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