日付 1946年8月24日
題名 聴診器に異状あり/広島刀圭界苦難の一年/原子爆弾に悲鳴/病魔・病院復興を尻目
掲載 中国新聞 第18807号
発行 中国新聞社
備考 検閲有
リード
食糧の不足とともに国民の体位は低下してきた、広島市民が・・・
人名
都築教授
*「刀圭界」とは「医学界」「医者の世界」「医界」といった意味。
都築正男(TSUDUKI Masao, 1892-1961)の学歴・任官関係は、1916年海軍軍医学生、1917年東大医科大卒、海軍中軍医(軍医校乙種学生)、1918年伊勢乗組、1919年11艇隊附、海軍軍医中尉、舞病附(一部/二部)、海軍軍医大尉。1920年浅間乗組、1921年横工廠附/技手養成所軍医長、1922年石廊艤装員、石廊軍医長、呉病部員(一部)、1923年軍医校選科学生、1924年海軍軍医少佐 、1925年東大助教授、医学博士、1929年東大教授、海軍軍医中佐、1933年東大教授/軍医校教官、海軍軍医大佐 、1939年海軍軍医少将、予備役、1942年軍事保護院専門委員。
*なお、1938年に行われた第10回日本医学会総会での肩書は「東大教授」で「支那事変に於ける戦傷に就いて」という演目で講演を行っている。
*Wikipediaやその他の記事で都築が1945年の時点で「海軍軍医少将」さらには「海軍軍医中将」だったと記載しているものが多く見られるが、都築は1939年をもって「予備役」となっているので、それらの表記は正しいとは言えない。
参考(都築正男)
放射線の影響〈1958年〉―国際連合科学委員会報告書 (1958年) (学術月報別冊資料〈第3号〉)
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