原発と原爆とともに

「3.11」原発事故の後の時代を生きるための データベースを構築しています by 瀧本往人

自由論壇:原子力文明について 受験界 1946.08.01

日付 1946年8月1日

題名 自由論壇:原子力文明について

掲載 受験界 27(8)  pp18-19

発行 受験界社 (大森区)

編集 平岡保

備考 学習受験誌(計理士)

 

代表的なところでは梅原猛原発事故を「文明災」と述べたり、中沢信一のように「原発=一神教」と批判するなど、いわゆる「文明論」的な文脈で原発や原子力を語る。一方では、そういった文明論を不毛な議論と一蹴し、「人間は一度得たものを捨てることはできない」とする吉本隆明池田信夫のような、逆説的に「経済成長」を信奉する別種の文明論もある。あらためて「文明とは」「人間とは」と考えたとき、私はいずれの物言いに対しても「不毛」とは思わない。むしろ「不毛」なのは、この両者が対立したまま、それ以上の議論にならないことである。

参照
占領期新聞・雑誌情報データベース

参考(文明論)

人類哲学序説 (岩波新書)

人類哲学序説 (岩波新書)

日本の大転換 (集英社新書)

日本の大転換 (集英社新書)

「反核」異論 (1983年)

「反核」異論 (1983年)

原発「危険神話」の崩壊 (PHP新書)

原発「危険神話」の崩壊 (PHP新書)