原発と原爆とともに

「3.11」原発事故の後の時代を生きるための データベースを構築しています by 瀧本往人

ビキニ湾うづむ魚の腹 中国新聞 1946.07.27

日付 1946年7月27日

題名 ビキニ湾うづむ魚の腹/意外・沈没少し/巨艦連は水面にズラリ

掲載 中国新聞 第18779号

発行 中国新聞

リード    

旗艦マウント、マツキンレー号上にて二十五日発UP=共同

爆発後のビキニ環礁内には無數の魚の死骸が漂い軍艦の油でよごれた海面も・・・

 

クロスロード作戦の1回目のエイブルに続く2回目のベイカーにおいては水中爆発だったため、魚の死骸が多かったと思われる。また「意外・沈没少し」というのは、70隻ほどのテスト用の船のうち、8隻(つまり1割程度)が沈没したことを指している。ただしエイブルにおいては5隻が沈没であるから、必ずしも威力がなかったわけではない。また、そうした可視的な破壊力だけではなく、ベイカーにおいては放射能汚染が甚だしく、数週間はそのまま放置され、後にようやく残った船の洗浄などが行われた。また、この汚染のために、3回目に予定されていた実験(チャーリー)は中止された。

 

参照
占領期新聞・雑誌情報データベース

参考

Ghost Fleet: The Sunken Ships of Bikini Atoll

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Bombs at Bikini; The Official Report of Operation Crossroads

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Baker Underwater Atomic explosion - declassified ...