日付 1946年7月27日
題名 ビキニ湾うづむ魚の腹/意外・沈没少し/巨艦連は水面にズラリ
掲載 中国新聞 第18779号
発行 中国新聞社
リード
旗艦マウント、マツキンレー号上にて二十五日発UP=共同
爆発後のビキニ環礁内には無數の魚の死骸が漂い軍艦の油でよごれた海面も・・・
クロスロード作戦の1回目のエイブルに続く2回目のベイカーにおいては水中爆発だったため、魚の死骸が多かったと思われる。また「意外・沈没少し」というのは、70隻ほどのテスト用の船のうち、8隻(つまり1割程度)が沈没したことを指している。ただしエイブルにおいては5隻が沈没であるから、必ずしも威力がなかったわけではない。また、そうした可視的な破壊力だけではなく、ベイカーにおいては放射能汚染が甚だしく、数週間はそのまま放置され、後にようやく残った船の洗浄などが行われた。また、この汚染のために、3回目に予定されていた実験(チャーリー)は中止された。
参考
Ghost Fleet: The Sunken Ships of Bikini Atoll
- 作者: James P. Delgado
- 出版社/メーカー: Univ of Hawaii Pr
- 発売日: 1999
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る
Bombs at Bikini; The Official Report of Operation Crossroads
- 作者: William A. Shurcliff,United States Joint Task Force One
- 出版社/メーカー: Nabu Press
- 発売日: 2011/08/09
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る