日付 1945年9月4日
題名 原子爆弾 正視に堪えぬこの残虐さ
掲載 朝日新聞 大阪本社版
発行 朝日新聞大阪本社
備考 原爆投下3日後の広島の被爆者を映した写真を掲載
内容
「広島長崎を襲った原子爆弾の残虐さは、一報ごとに全世界を驚かしている、これはその残虐性を如実に示す被災者の痛ましい姿、紙上に報ぜられる最初の写真である
①日赤病院で火傷の手当てをうける少年(両手の甲は真っ黒に焦げ皮が破れている)
②ずらり並んだ負傷者たち
③無残な火傷を負った母子
④熱風で衣類の型通り火傷を負う
広島にて 宮武特派員撮影
撮影者(MIYATAKE Hajime, 1907-没年不詳)は、朝日新聞の写真部員で、8月9日に中部軍管区司令部の宣工作隊として広島に入り、10日と11日の2日間で計121枚の写真を残した。
この記事と写真は東京版には掲載されず、GHQ統制時代のあとになって、「アサヒグラフ」1952年8月6日号にて世間に知られるようになったものである。
参照
- 作者: 高橋 博子
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