原発と原爆とともに

「3.11」原発事故の後の時代を生きるための データベースを構築しています by 瀧本往人

Atomic Power  The Buchanan Brothers 1946.03

日付 1946年3月 (制作は1945年8月7日)

題名 Atomic Power

詞曲 Fred Kirby

歌手 The Buchanan Brothers

演奏 The Buchanan Brothers

形態 楽曲(カントリー) 

国名 米国

 

オリジナルはノースカロライナのフレッド・カービーが1945年8月7日、ヒロシマの翌日につくった曲で、後にナガサキも歌詞に加えられた。

 

フレッドがレコード会社といざこざを起こし、結果、同時にレコーディングしたブキャナン兄弟の楽曲が人気を博しビルボードのヒットチャートに載る。

 

その後、5人以上のミュージシャンがカバーする。

 

カントリー調で、牧歌的に「原子力」について歌われているように聞こえるが、同時に、そのすさまじい破壊力については暗に警告をしている、とも言える。

 

チェスター・ブキャナンは、1972年の雑誌インタビューで「この曲が好きではなかった」と述べている。

 

 

引用:

"Hiroshima, Nagasaki paid a big price for their sins"

 

この「sins」のもっとも大きなものが"Pearl Habor”であり、このatomic powerが神の御意であると考える米国人は、決して少なくなく、他の曲でも繰り返し基本モチーフとして使用されている。

 

アトミック・パワー 

ブキャナン・ブラザーズ

 

詳細記事:

http://www.atomicplatters.com/

 

参考

 

Life Under a Cloud: American Anxiety About the Atom

Life Under a Cloud: American Anxiety About the Atom

 

 

 

アメリカ人の核意識―ヒロシマからスミソニアンまで (MINERVA西洋史ライブラリー)

アメリカ人の核意識―ヒロシマからスミソニアンまで (MINERVA西洋史ライブラリー)